医療従事者の方へ

医療従事者の方へ

認知症を早く見つけるためには、家族とともに、
以前からの本人の変化を知るかかりつけ医の気づきが大切です。

最近、高血圧や糖尿病など生活習慣病と認知症との深い関係が指摘されており、これらの疾患でかかっている方には、少なからず認知症が混じっていると考えられます。前回の受診で話したことを忘れている、診察中に同じことを繰り返す、受付で小銭の計算ができない、などに気づいたら、認知症の初期を疑う必要があります。

本人が健忘を気にして訴えたときには、普通に話ができているのだから大丈夫と思わずに、専門医の受診を勧めて頂きたいと思います。認知症の初期は、短い会話では判らないことがほとんどで、日常生活を共にして初めて判るものです。専門医で認知症と診断されたら、互いに連絡を取り合いながら、共同で治療を進めていくことが大切です。